息子が生誕1ヶ月をすぎたので、ハワイ出雲大社へお宮参りに行ってきました。
日本からは遠すぎて、おじいちゃんおばあちゃんは来れないので、家族4人で行ってきました。
娘のお宮参りは日本の神社へ行きましたが、日本とは結構違う内容で興味深かったです。
(「日本と違う」のではなく、「神社や土地によって違った」という可能性はありますが、、、)
それでは、準備や当日の様子を紹介していきます!
お宮参りとは
お子さんがいる方ならご経験があるのではないでしょうか。
子どもが生まれてから節目や儀式はいくつもありますが、お宮参りは生誕後始めての節目です。
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い健やかな成長を祈る行事です。
https://www.jp-guide.net/manner/ao/miya.html
お宮参りはいつ行く?…生後1ヵ月頃の都合の良い日を選んで神社に参拝し、お子さんの誕生を祝い健康と長寿を祈ります。正式には男の子は生後31日目、女の子は生後32日目とする地域が多いようですが、天候や休日等の都合に合わせれば良いでしょう。
赤ちゃんやお母さんの体調と相談して、良い日を選んで下さい。
お宮参りは『産土参り=うぶすなまいり」とも呼ばれ、その土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に参拝します。
ハワイ出雲大社とは
出雲大社(島根県出雲市鎮座)の分院。
1906年(明治39年)広島県の神職であった宮王勝良初代分院長によって、日系移民への神道布教を目的とした出雲大社教会所が開設されたことに始ります。ハワイ準州政府より正式な法人認可を受けた後、出雲信仰の積極的な布教活動を展開。1922年(大正11年)には現在の大社造も社殿が完成し、日本からも出雲大社管長一行が来布して盛大な祝祭が執り行われました。御祭神
https://www.izumotaishahawaii.com/ja
大國主大神 ハワイ産土神
(合祀)沖縄神社・波上宮・普天間宮の御分霊、
恵美須神社、ワイアナエ氏神、稲荷神社・祖霊社
今年で創建113周年となる、歴史ある神社ですね。
余談ですが、2019年10月13日(日)に、「113周年謝恩大祭」が開催され、
私も娘と参加してきました。
神社には疎い私ですが、「伊勢神宮」と「出雲大社」は日本でもっとも格上の神社というイメージです。
実際、少し検索してみると、
出雲大社は、毎年・旧暦の10月(11月)には全国から「八百万の神(やおよろずのかみ)」が集まって、会議を行い、世の中のあらゆる事を決める重要な神社です。
https://xn—-5b8ax8bf9l52i5xley4a9w3c.jinja-tera-gosyuin-meguri.com/category/%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%A4%A7%E7%A4%BE%E3%81%A8%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E3%83%BB%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E3%81%AE%E7%A7%98%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%A8
主の神様として祀られているのは国つ神(地上の神)のリーダーである「大国主大神」です。
やはり、出雲大社に祀られているのは、八百万の地上の神々がいる中のリーダーです。
もちろん、ハワイ出雲大社でも祀られている神も「大国主大神」です。
こんな偉大な神社でお宮参りができるなんて、、、!
神のご加護がある人生を歩んでくれる気がします。
お宮参り当日までの流れと準備
ハワイ出雲大社宛てに以下内容でメールを送り、日程を決定しました。
(電話の場合:1-808-538-7778 (ハワイ時間8:30-17:00)
- 宛先:izumotaisha@hawaii.rr.com
- 希望日時
- ご祈祷を受ける人(同席者も含む)名前
- 住所
- 神様に伝えたい内容
文面は日本語で大丈夫です。
宛名は悩みましたが、「ハワイ出雲大社様」としました。
返信についている署名は「ハワイ出雲大社 オフィス」でした。
あとはメールで日程が決まるまで調整をし、当日初穂料を封筒に入れて持っていきます。
初穂料は自分の気持ち次第です。
相場として提示されている金額は、$50〜$100です。
服装はなんでも良いと思いますが、ご祈祷を受ける際に靴を脱いで本堂へ上がります。
ハワイなら裸足でも良い雰囲気がありますが、気が引けるので私たちは靴下と靴を履いていきました。
お宮参りへ
ハワイ出雲大社はダウンタウンに位置しているので、様々な番号のザ・バスで行くことができます。
ワイキキから行く場合は、本数が多く乗り換えもいらない2番, 13番が良いでしょう。
ハワイ出雲大社へつくと、堂々とした立派な白い鳥居があります。
![ハワイ出雲大社の堂々とした白い鳥居](https://www.hawaii-valin.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_7623-768x1024.jpeg)
まずは、鳥居をくぐってすぐ右側で、手水をします。
![手水をする娘](https://www.hawaii-valin.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_1845-1024x683.jpg)
日本ではないかと思いますが、ペーパータオルがあるので、拭くことができます。
![本堂への階段を登る娘](https://www.hawaii-valin.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_1847-1024x683.jpg)
神主さんとちょうど本堂前で会うことできましたので、案内に従い階段を上がり、靴を脱いで本堂へ入ります。
(会えなかった場合は、本堂向かって左手にあるオフィスへ到着を知らせると良いと思います。)
予約時間の10分前くらいに本堂へ入れました。
本堂に入ると、ご祈祷の前に全ての荷物を前にある鍵付きの箱に入れます。
そうしないとご祈祷中に本堂に侵入した人に、足元の荷物を奪い去れることがあるそうです、、、!
ご祈祷の内容
祝詞
ご祈祷が始まると、神主さんが祝詞(のりと)を奏上します。
太鼓から始まって、
「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給(まもりたまえ)幸給(さきはえたまえ)」
と何度か唱えます。
この祝詞自体は日本でもあるかと思いますが、
始めての経験だったのは、事前にお経の本?が全員に配られ、何ページと何ページを唱える、と教えてもらえます。
神主さんの祝詞は独特のリズムですし、言葉も普段耳にしないので、
私はこれまでどういう意味なのかわからない中、ただ静かに聞いてきました。
しかし、このように言葉を目で追いながら聞くことができれば、
なんとなく意味がわかります。
お祓い
これは日本と変わらなかったかと思います。
調べてみると鈴でお祓いをするという「鈴祓い」というものもあるそうですが、
私たちは、玉串で皆の頭の上をお祓いしてもらいました。
緑の葉のついた枝に白い紙が装飾してあるものです。
お供えする玉串とは別のとても大きな玉串でした。
玉串拝礼
小さな玉串を神主さんから受け取り、前方に位置するご神前に供えます。
そして「2礼4拍手1礼」をします。
ハワイ出雲大社では、日本での参拝より拍手が2回多いようです。
額に墨をつけて、日光にあてる
これは初めてでした。
赤ちゃんのひたいに(厳密には髪の毛の生え際より少し髪の毛側)、墨をつけます。
神主さんがその場で磨った墨を筆から塗ってもらいました。
これは赤ちゃんだけです。
悪いものを寄せ付けないなど、何かのまじないだと推測します。
その後、10秒ほど、本殿の外の日向へ連れていき、日光にさらすようにと言われました。
すくすく成長するように、というまじないだと推測します。
お神酒を飲む
神主さんが一人一人に対してお神酒を、小さな漆塗りの盃(赤くて平たい)に注いでくれます。
それを1人ずつ飲んでいきます。
始めに私が飲み、次に娘にも少量渡され飲み干しました。(あとで聞いたら美味しかったとのこと笑)
次の妻は娘も飲んだ後なので、水かと思ったら日本酒で驚いた、と後で聞いたら言っていました。笑
さすがに赤ん坊には日本酒は渡されませんでした。
これでご祈祷は終わりです。
謝礼とお守り
初穂料を鍵付きの箱から取り出し、神主さんにお渡しします。
お土産に全員分のお守りをいただきました。
![娘のお守りは、お出かけのお伴のリュックにつけました。](https://www.hawaii-valin.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_7625-768x1024.jpeg)
娘のお守りは、お出かけのお伴のリュックにつけました。
意外!ご神前で記念撮影を勧められる
ご祈祷の後、神主さんに
「記念写真をお取りしましょうか」
と言っていただき、ご神前で家族写真を撮っていただきました。
神主さんとの写真も撮っていただけましたので、私が撮影しました!
![神主さんとご神前で記念撮影](https://www.hawaii-valin.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_1862-1024x683.png)
とても良い記念になりました。
ご神前で神主さんと写真撮影って、罰当たりな気がしてしまうのは私だけでしょうか。
日本では、誰もそんなこと言いませんが、ハワイだと皆「写真を撮ってくれ」祝詞は「何をいっているんだ」と言っていそうなイメージは確かにあります。
以上でお宮参りは終わりでした。
神社についてから出るまで全部で1時間ほどでした。
生まれてきた息子がすくすくと成長し、幸せな人生を歩めますように。