リーフブレイクで初心者はどんな痛い目にあってきたか。 7つの「気をつける」の具体的アクション

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ワイキキとアラモアナでサーフィンをしてきて、リーフには痛い思いをさせられ続けてきた。リーフが危ない、リーフが危険ということは多くの記事を通して知った上で、注意を払ってサーフィンをしてきたが、それでも2ヶ月という短い期間で20回くらい小さな傷を作っている。

この記事では、「リーフに気をつける」とはどのようにすべきなのかを紹介する。

たくさん怪我をしてきた甲斐があり、ようやくわかってきた対策を実際に体験した事例を交えてまとめていく。(初心者のくせに、、、)

リーフとは

海底のサンゴ礁や岩場のこと。
サンゴ礁や岩場があるポイントでは、水深が浅くなるので波が割れる。
リーフによる働きで割れる波をリーフブレイクと言う。

リーフは、丸みを帯びている部分もまれにあるが、私が触れた経験だとどこも非常に鋭く、硬い。

リーフに叩きつけられたのではなく、触れてしまった、もしくは触れた感覚もない、という場合でも、切り傷ができていることが多い。

リーフブレイクでサーフィンをする際の「気をつける」とは

  1. 事前に水深を調べる
  2. 危ない場所は通らない
  3. 水中で体が縦にならないようにする
  4. ワイプアウトし巻かれてしまったら、体を丸め、頭を手で覆う
  5. ワイプアウトし引きずられてしまったら、水面と平行の体制を維持する
  6. もし座礁してしまったら、大の字に腕を広げ、戻る
  7. リーフに接触したと思ったら、一度海から上がる

1. 事前に水深を調べる

その日の波情報を公開しているwebサイトやアプリで自分がサーフィンをする時間の水深も確認する。

私はいつもmagicseaweedのアプリで確認している。

magicseaweedのアプリ画面

水深を確認するには、タイドグラフとその内訳を確認する。
この画像の場合、現在時刻が14時でちょうど干潮直前、水深は0.13mだとわかる。

0.13m=13cmなので、とても浅い、、、
水深13cmの浅い場所があると認識した上で入るのと、そうではないのとでは、全然違ってくる。

2. 危ない場所は通らない

今回の危ない場所の意味は、浅い場所である。

水深が-0.1など、マイナス表記になっている場合もあり、そのようなケースでは岩が水面から出ている部分がある。
水面から岩が出ていれば誰もがそこを避けようとするが、先の画像のように13cmのような場合、
接触するまで気づけないことがある。
パドリング中に手でリーフを叩き返り討ちにあったり、ボードごと座礁したり、、、

これを避けるには、浅そうな場所では、時々高い位置から見下ろして、水深を確認すると良い。
ボードに座っても良いし、パドリングを止め背中をそってみても、底は見える。

あとは、基本として、人が寄り付かないところには行かず、皆が通っている道を通る。

3. 水中で体が縦にならないようにする

まずは、リーフスポットで、ボードから降りた状態で足を伸ばしたり、地面を蹴ってボードに乗ろうとするのは NG。触れたら切れるので。

私が実際に痛い目にあったのは、

  • インサイドでボードにまたがり休憩をしていたら波で水深がさがった瞬間リーフを踏んだ
  • ボードに乗ろうと体を起こした瞬間、リーフを警戒し膝を曲げていたにも関わらず膝をすった

私の場合、どちらも軽い切り傷だったが、夏のシーズンだったら、、、
アラモアナの海底にはウニがびっしりらしいので刺さって泣いていたでしょう。

体は海面と水平にしたまま、ボードを体の下にいれましょう。

4. ワイプアウトし巻かれてしまったら、体を丸め、頭を手で覆う

これは怖い。が、巻かれてしまったら、できることは丸くなり、頭を守るしかない。

リーフのポイントでは、ワイプアウトせずにプルアウトすることがそもそも理想だが、未だテイクオフの練習をしている私にとって、それは難しい、、、

そんな初心者である私は、大きすぎる波や浅すぎる場所でのテイクオフは避けている。

  • 巻かれるなら沖で
  • 頭以上の大きい波に挑戦する時はベストな位置で息が上がっていないとき

と決め、ワイプアウトしてもリーフに叩きつけられる可能性が低い挑戦にしている。

上のルールを守っていても、私はワイプアウト後に波に巻かれて背中を3回、肩を2回、手足は5回くらい(2ヶ月で)リーフで切ってしまっている。内一回は叩きつけられ、打撲のような痛みが3日くらい残った。しかし、ほとんどがリーフに少し触れてしまったことによる小さな切り傷で、1日休むか休まないかで復帰できている。

5. ワイプアウトし引きずられてしまったら、水面と平行の体制を維持する

大きな波の場合、巻かれたあとで、岸に引っ張られることがある。

その場合は、体は水面近くにあり、頭を打つ危険性は下がっているので、体を伸ばし、水面(サーフボードを掴んでいたらサーフボード)と平行の体制を維持する。

また、インサイドでワイプアウトする場合、水面に垂直には決して飛び込んではいけない。
この場合も水面に対して平行になるようにお腹や背中を水面に叩きつけるように倒れるとリーフに接触しづらい。

倒れたあとも、できるだけ水面に近い位置で、水面と平行になる姿勢を作り、そのままボードに乗る。

6. もし座礁してしまったら、大の字に腕を広げ、戻る

水深が13cmの箇所を通った場合、ショートボードは座礁する。(ロングは板が沈んでいないので、フィンが接するかどうか。)

座礁してしまうと、

  • サーフボードに傷がつく
  • パドルしていた場合、リーフに触れた指が切れる
  • バランスを崩し、膝をついた場合、膝も切れる

と最悪な目に合うので、そもそもこういった危ない場所は通らないべきなのだが、、、

私は2ヶ月で既に2回座礁してしまっている!

こうなってしまうと、パドルはできないので、平泳ぎのようにボードの横の水面を掻くのだが、
前に進のではなく、後ろに進もう。

前に進む方がバランスも取りやすく、前に行きたくなるが、前に行ってしまうと高い確率で長時間座礁する。

私は一度、水深が15cmくらいあったので、前に進み続けたことがある。
座礁を脱したと思うとすぐ「ガリガリ」、、、を数回繰り返し、ボードのボトムは傷だらけになってしまった(泣)。

岩礁は大きいので、浅い部分は一点ではなく、その周りに結構あったりするものだ。
私はもし次に座礁したら来た道を一旦引き返すと誓っている。

ちなみにこれは2回目の座礁で、1回目はショードボードデビューの日に、スポットでもない観光客のいるカハナモクビーチの浅瀬でパドリングの練習をしていたら岩場に乗り上げてしまった、、、

この時はボードを守り、手で岩場を押しすぐに引き返そうとしたが、うまくボードを操作できず、1分くらいはまっていた、、、
手足の数カ所が切れ、そこにはそれ以来近づいていない。

7. リーフに接触したと思ったら、一度海から上がる

ワイプアウトして、リーフに触れてしまった場合、アドレナリンが出ていることもあり、そんなに痛くない。背中から叩きつけられても、失速していてよかった、尖っていなくてよかった、と思うかもしれない。

私もそうだったが、それでも結構切れていることが多いので、一度海から上がり、その日は休んだ方がよい。

気にしすぎても楽しめないので、リーフに慣れていたり、波待ち中に触れた、くらいの場合は気にしなくて良いと思う。

最後に

リーフは怖いものだが、波は毎日同じ場所でブレイクするし、とても良いものだ。

怖がりすぎても楽しめないので、適度に警戒すべきものだと思う。

きちんと下調べをし、実力を大幅に超えないサーフィンをすれば、初めてのサーフィンがリーフブレイクでも全然問題ないだろう。

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