この週末は風がとても強い。
アプリ「MSW」で今日の海の様子を見てみると。

なんと32mph、表示色は「赤」!
今回は、この中でサーフィンをしてきたので、どんな状態だったのかを紹介する。
風速32mphとはどれくらい強い風なのか
風速を表す単位mphとm/s
風速を表す単位「mph」はアメリカなどのメートルではくマイルが主流の国で使われる単位で、
マイル/時(1時間で何マイル進むか)を意味している。
一方、日本では風速を表すのに「m/s」という単位が使われ、メートル/秒(1秒間に何メートル進むか)を意味している。
本日の風速32mphをm/sに換算すると、14.3m/sとなる。
風の強さの目安
では、風速14.3m/sの強さはどれほどなのか。
ビューフォート風力階級表というものがわかりやすいので参考にしてみる。

黄色で表されているレベル7「強風」に該当する。
「大きな木全体が揺れ、風に向かって歩きにくい」レベルだそうだ。
実際に風でよろめきそうになることがあったり、ヤシの木は葉がなびくだけでなく、木全体がメトロノームのように揺れていた。

サーフィンをしてみた
遠目で海を見た感じは特段変わった様子はない。
沖に出るまでは海面がボコボコしており多少パドルアウトしづらいものの、オンショアの時ほどではない。
しかし、沖に出るといくつか異常な点があった。
- カレントが強い
- 波風が吹きつけてくる
- 大きな波は視界を真っ白にする
カレントが強い
カレントとは潮の流れのことで、波が大きいとカレントも強くなる。
本日の波のサイズは1-2ftと全然大きくはないのだが、風で流れが生じるため、同じ場所に止まっていられなかった。
少し波待ちしたらすぐに東にパドリングし続けて、ようやく同じ位置に止まっているような状態だった。
波風が吹きつけてくる
風が吹くと波がたち、海面がデコボコするので波待ちしづらいというくらいなら、よくあることなのだが、
今回は風が吹くと、海面から水が飛び出し、顔に大粒の土砂降りのように叩きつけられる。
その様は傘をさしても横から入ってくる暴風雨で、風が吹くと目が開けられない。
いざセットの波が入り乗ろうとした時にも、この横からの雨が顔を襲い、目が開けられず波を逃したり、転覆したりした。
大きな波は視界を真っ白にする
平らな海面からでも水滴が飛び出すほどの風なので、スープ(波が崩れ白く泡立った部分)からはものすごい量の水滴が風に乗って飛び出す。
大波が去ったあと沖から岸の方をみると、その水滴たちが大きく飛び上がり、こちら側に飛んでくるので、土砂降りに加え、視界が白くなる。
波のサイズによっては、体にささって痛い雨くらいの時もあれば、ほぼホワイトアウトなんて時もあった、、、
強風の日のサーフスポットは空いている?
これが意外と空いていなかった。笑
海に出てしばらくは、スポットに3人しかおらず、「これは風の強い日は狙い目かも!」と思ったが、その後4人組のサーフトリップだろうか?うまい子ども3人、大人1人がきた。
うまい子どもはアクティブで小さい波から大きい波までどんどん乗っていくので、3人きた時点で、私は場所を変えようかと思っていたのだが、
その後すぐ、周りのスポットにも人が増えて、いつもより混んでいるほどになってしまった、、、
みんなの様子を少し見た後、2時間経っていないくらいで、私は撤退した。
他のサーファーたちも、この強風には驚いている様子で、波をよく逃していた。
まとめ
風速14m/sはサーフィンができない環境ではない。
風が弱いタイミングで波がくれば普通に乗ることができるし、
風が強いタイミングで波がきても、うっすらと目を開ける術を身につけたり、
一瞬目を閉じてでも感覚でテイクオフできるのならば、吹きつける波風の中でもライディングできる。
私は乗ろうとした時に、風が強い場合はもれなく目を開けられず波に置いておかれるか、テイクオフに失敗した。
これで立てるようになるのも大事な練習だと思うので、これからも風が強い日もオフショアの日もサーフィンに行こうと思う。